ヨーロッパ旅日記⑫

Gaspard2006-05-07


 ドイツ編。ハンブルグでの「ミニチュアランド」と「お化け屋敷」


今回の旅で唯一予定の中に入ってなかった町ハンブルグ



ベルリンと比べ、人口密度が高いこの駅と、ドイツ語で書かれた表示、ドイツ語のアナウンス・・・。それらの条件が重なって、おそらく乗り換えで一番苦労した駅になった。それもハンブルグは日本の巨大ターミナル駅みたいになっていて、とにかく複雑な駅だった。。。


宿はもちろんユース。この旅で何度ユースを利用したことか・・・。でもどのユースもすごい快適だった。このハンブルグのユースは部屋は普通であるが、この立地条件がずば抜けてよかった。まず駅に直結してること。そして小高い丘に立っているため、ハンブルグの港夜景が一望できる。ハンブルグの港夜景は本当に圧巻だった。学生時代を過ごした神戸の町とどこか似てる。。。港だけじゃなく、町全体がヨーロッパ風なのは間違いないが、馴染みやすい感じを受けた。


ハンブルグには一泊しかいられないけど、この街なら住んでもいいかも。と思った。思えば、今まで巡ってきた街、「住んでみたい」と思った町はこのハンブルグで最初で最後だったと思う。

その日の夜は宿のイタリア人とブラジル人と雑談で盛り上がる。

そしてハンガリーチェコで一緒になったバックパッカーの人とまた再会するなど、おもしろい夜になった。こういう出会いっていいな〜。


次の日はまずスーツケースを駅に預けて、そこから港町の倉庫街にあるミニチュアワンダーランドに行く。ここはなにもかもミニチュアでできている。町並みを見事にミニチャアに再現している。どこまでも細かいところまで鮮明に作られている建物、人は圧巻。しかもミニチュアの街が夜になったり、朝になったりする。この夕暮れになるときの町がライトアップしていく様子は本当に感動した。まるで子供時代に戻ったかのようにずっとその様子を眺めてた。。。


そして同じく倉庫街にあるハンブルグ・ダンジョンに潜入。ここはお化け屋敷という名のアトラクション。ハンブルグの暗い歴史を、体験しながらダンジョンを進んでいくという展開だ。ペストの流行、海賊時代、洪水、火事の歴史など。。。かなり生々しく表現される。しかしドイツ語で説明されるため、唯一日本人である自分にはなかなか理解できなかった。それでいて、次の展開が読めなかったので、ある意味かなりびびっていたかもしれない。スタントマンもかなり頑張って演技していて、見ていて心地よかった。


そうしているうちに電車の時間が近づいてくる。もうちょっとハンブルグの町を散策したかったけど、しょがない。この旅は本当に時間との戦い。見たい美術館、博物館、遺跡などたくさんあるのに、いつも時間が足らない。かなり計画的にしたつもりが、やはり限界がいつも出てくる。30日間で10カ国を巡るのがある意味無謀に思えてきた。でもここまでほぼ予定通り、順調に来たことで、ちょっと安堵した。旅につきもののハプニングはあまりなかったのが、少し心細い。カンボジアでのハプニングの連発に比べれば、かなり順調だった。


そんなことを考えながら、ハンブルグ駅で、次の目的地、10カ国目のオランダ、アムステルダムへ向かう。そう、ここが最後の地。マリファナと売春が合法な自由な街、レンブラントゴッホの美術館が目白押しなアートの街、オランダ貿易大国としての運河の街。。。最後の地としてふさわしいと思ったこのアムステルダムの地で何が待っているのだろう。。。

 続く。