ヨーロッパ旅日記⑧

Gaspard2006-03-26


 オーストリア編。



夜の8時にウィーンの南駅に到着。ここへ来て極寒になった




今まで一番寒かったのがイスタンブールカッパドキア。でもウィーンはそれを越えた・・・。ありえないくらい吹雪いてるし、上に4枚着てたけど、それでもあまりの寒さに歩けないほど。


しかしさすが芸術の都。バス内のアナウンスの声や町並みでも威厳を感じるくらい。道端には美術館の広告が張ってあるし。歩いてる人もなにか芸術学校にでも通ってるかのように見える。。。それでいて町は華やか。雪景色とみごとにマッチする。NYのBroadwayみたいな混沌さはない。でもどこか誇りを持った町並みは歩いてるだけでも楽しかった。


ここは見所がたくさんあるので効率よく回った。セセッション(分離派会館)、オーストリア・ギャラリー、美術史博物館、レオポルト美術館、シェーンブルン宮殿などなど・・・。どれもレベルが高い。ここで特に気に入ったのがセセッション、レオポルト。(最後に美術館ランキングをやるのでそこで詳しく述べるけど)この二つはすごいよかった。レオポルトではポストカードやシーレのスケッチブックを衝動買い。衝動買いは今回の旅で初めてです笑。しかもここ物価が高いオーストリアで・・・。


クリムトのあの有名な「接吻」、セセッションの壁画はとてもとても見とれてました・・・。
あまりにも警備が厳重すぎて写真が取れなかったのが悔やまれる笑。


二日目はたまたま安い席があったので(10ユーロ)でミュージカルを見に行った。なぜか「ロミオ&ジュリエット」。でもこれがすごい感動した。ドイツ語だったので詳しくはわからないけど、内容はある程度知っていたので楽しめた。なによりあの悲劇を唄いながら楽しく演技するとこが「すごい」と思う。普通は後味悪い終わり方なのに、それでも最後のダンスと歌は心地よかった。カナダのトロントで見た「ライオン・キング」の感動よりも匹敵するくらい。。。最後のスタンディングオーベンションはすごい感動的でした。


ミュージカルを見ながら思い出したんだけど・・・今日は自分の誕生日だった。すっかり忘れてた。。。思えば誕生日はあまりいい思い出がなくって、特に昨年なんか悲惨で(笑)。「一人で誕生日を過ごすのも全然悪くないな〜」とか思ってしまった。一人だと誰にも気を使わなくていいし。


オーストリアは物価が高いのが少々難だが、とても満足できたような気がする。
次はチェコプラハへ・・・。旅の後半戦の始まりだ。


続く