ヨーロッパ旅日記⑥

Gaspard2006-03-23


 ハンガリー編「美術館巡り」


ルーマニアのブラショフから電車で揺られながら10時間・・・




夜行電車は寝付けない。国境で何度か起こされて、やっとの寝付けた。コンパートメント式の東欧の列車は一つの部屋に6人腰掛ける。でも自分のコンパートメントには自分も含めて2人しかいなかったので椅子に横になって寝れる。しかしやっと寝れたと思ったら、ハンガリーの首都ブダペストに到着した。

眠い目をこすりながら、ブダペストの東駅へ降り立つ。その駅はとても近代的で早朝7時にもかかわらずたくさんの人がいた。駅の建物も西洋的で厳かな雰囲気だった。ブルガリアルーマニアはヨーロッパでありながら、どこかアジア的な要素もあったような気がするが、ハンガリーに入って、「ヨーロッパに入ったんだなぁ・・・」と実感する。

駅を出てからまずは宿探し。ガイドブックに載っていたユースホステルへ行く。さすがにハンガリーは寒い。ヨーロッパのユースホステルはとても綺麗でサービスもいいと聞かされていた。実際、部屋もすごい綺麗でシャワーもお湯がちゃんと出る。一番いいのは相部屋なので世界中の友達を知り合えること。でもハンガリーで泊まったユースは男女混同部屋で、男は自分一人だった。。。嬉しい気持ちよりもあったけど、気まずい気持ちのほうが大きかった。普通に目のやり場に困るんだけど・・・。相部屋でもいいんだけど、せめて男女半々くらいにしてくれよ・・・と思う(笑)。でもやっぱり少しは嬉しかったけど笑

(NYで泊まったホステルはカップル部屋だったので、そこには色々なおもしろいハプニングがあったのだが、ま、今はそれは触れないでおこう)


ハンガリーの目的は美術館巡り。ここには前々から目星つけていた現代美術館、国立美術館に行こうと思ってた。ブダペストの隣町のセンテンドレも小さなギャラリー展がひしめいてるとのことで合計3日でブダペスト、センテンドレを巡る予定でいた。

首都ブダペストは芸術の名がふさわしく町並み全体にアートを感じる。建造物もストリートもどこか厳かな感じ。アジアにはない人懐っこい人情や人ごみなどはまったく感じない。「ちょっと寂しいな・・・」とどこかで思ってしまう。


寂しいと思うのと同時に日本語が恋しくなってくる。思えばイスタンブールから日本語で会話してない。はやり日本語で思いっきりしゃべれないとストレスは溜まる。美術館でも絵の感想を誰かに語りたくなってきた。ブダペストのライオン橋の夜景はとても綺麗で思わずため息がでる程。でもこんなのを一人で見るとむなしくなってくる。。。(予想通りだけど)


どれもすごい満足だった。どこも絵になる町並み、料理はちょっと物価高だけど味はまあまあいけた。写真もいっぱい撮った。でも同時に一人でいると人恋しくさせる町、ブダペスト。 

次にここを訪れるときは誰かと一緒に来よう。。。と思いながら次の目的地であるスロヴァキアへ向かう。。。


続く