ヨーロッパ旅日記②

Gaspard2006-03-15

第二話 トルコ編「吹雪きすぎの奇岩地帯」(in カッパドキア


 マレーシア空港で沢木耕太郎の「深夜特急」の一巻を読みきったので彼みたいな紀行文を書こうと決意して・・・


そしてイスタンブールに着いてから早速日記を書き始める。でも彼を意識すると逆に書けなくなる!だって彼はたくさんの出会いやハプニングにかこまれてるからね〜笑。

友人のF君から「詐欺だけには気をつけろ!」とか忠告されていたけど、とりあえず声をかけてくる人は普通に話してた。最初はご馳走してくれたチャイ(お茶みたいなやつ)に睡眠薬でも入って後で身包みはがされてるとこか?と想像してたけど、一日もいればそういう心配は全くなくなってしまった。

イスランブールを後にして、トルコの奇岩地帯カッパドキアへ・・・。トルコのバスはほとんどベンツで快適やった〜。トルコの人は皆フレンドリーで陽気。隣に座ったAliという自称ボディガードをやってる人は英語が全く話せないけど、日本の写真を見せたり、紙に書いてもらったりでなんとか会話をする。。。仕事柄かすざまじく筋肉モリモリ。(とても僕が日本でジムに通って筋トレしてると宣言するのが恥ずかしくなってくるくらい・・・)途中寄ったサービスエリアでご飯をご馳走してくれたり、トルコのお土産(お守り?)を買ってくれたり・・・。英語が話せないので携帯で文字を打ちながら必死を自分の意思を伝えようとする彼の姿を見て、「彼は勉強さえすれば、英語も日本語もきっとうまくなるだろうな・・・」って思った。アメリカ留学中、英語で会話するときや、外国人の友人に日本語を教えてるときでもそういうことを大事にできる奴は上達が早いような気がする。。。話が脱線してくのでこのあたりで!
(それを裏付けるかのように日本帰国後、彼からメールが来てて、彼の英語のボキャがすごい上がったような気がする。。。あれから英語をきっと勉強したのであろう。。。自分も見習わなければと思った!)


彼とバスガイドの人(てかこの人仕事何もやってないやん!)、一緒のバスで仲良くなった日本人の人たちとしゃべりながら、バスは突き進む。。。途中、雪が吹雪いて、バスの中でもかなり極寒!「そういえばポーランドがマイナス30度だったとか言ってたなぁ。一番南にあるトルコでこんなに寒いんじゃ、この先やばいな・・・」と思いながら・・・


寒さのあまり目が覚めると、景色が変わってくる・・・これがカッパドキア!?写真で見てたけど、冬の雪が積もったカッパドキアもすごい幻想的。しかも完全なシーズンオフなので観光客もまばら。
泊まった洞窟(?)ペンションもほとんど貸しきり状態。


ここカッパドキアのギョレメ村は奇岩地帯に囲まれた町で、観光客も少なく閑散としてたけど、奇岩がライトに照らされてるとすごい綺麗だった。。。こんな景色はここでしか見れないんだろうな。。。

二日目はツアーに参加。オフなので格安?なのかな。でも寒すぎた!寒すぎ。凍え死にそう。。。ってなくらい吹雪いてた。でもツアーに参加するとおもしろいよねぇ・・・バスから一緒に行動してた日本人の人たちや、ベルギー人、韓国人、台湾人・・・正直一人で旅行するのは寂しいときがあるから、みんなでワイワイやってくのは楽しい。ガイドの人がトルコ、アナトリアの歴史を聞いてるとトルコの歴史はおもしろいなぁと思う。「世界史の教科書を持ってこればよかったなぁ」とちょっと後悔する。


トルコはケバブ、サバサンドとかご飯もすごくおいしい。インフレが進んでるのか物価が高く感じたけど。一日4食食べる日もあるくらい笑。イスタンブールボスポラス海峡が一望できるカフェみたいなとこでTurkish Coffeeを飲む。。。そうすると、日本のことなにもかも忘れてしまいそう・・・。


そんなこと思いながら、留学中のルームメイトだったPlamenが待つブルガリア・ソフィアのバスチケットを買いに行くのでした。。。

続く。